2nd season #20「アニュー・リターン」
第一感想
あ、アニュー! ライルー!
と、何日も迷った挙句、結局こんな第一感想(苦笑)。
あとは、「全然完璧じゃなよいイノベイター!」ぐらいだろうか(笑)? いや、アレをわざとやったのだとすれば、まさに完璧……! 真剣に戦った結果、ああなったのだとすれば……。あれま! これまた完璧!
あれ? 結局イノベイターって完璧でいいの?
以下感想。
イノベイター・アニュー
ソレスタルビーイングのアニューと、イノベイターとしてのアニューは、基本的に同人格であるようだ。
アレルヤ達のように別人格があるかとも思ったが、しっかり人格は一つらしい。こういう人格設定の柔軟さが、イノベイターがイノベイターたる所以か。
「思考と反射」が超兵の資格だそうだが、ある意味超兵の完成体たるイノベイターは、それをさらにハイレベルで行えるらしい。 まぁ行ってしまうと、とても猫の被り方が上手いと言う話(笑)。
来るべき対話
イノベイター達が掲げる「来るべき対話」と言うものが、ようやくソレスタルビーイングサイドにも伝わる。
その掲げるものの大きさから、宇宙人との対話、とも思ったが……。
結局、来るべき対話の正体って、人類全員イノベイター化→脳量子波で思考が繋がる事なのではないだろうか。劇中描写を見る限り、「言語」に縛られない、まさにニュータイプのような相互理解が実現されそうであるし。
この辺り、すべて「幻覚と幻聴」だった『SEED』とはえらい違いだ。
ソーマ・ピーリス
男性陣よりはるかに頼りになるソーマ(笑)。戦闘時にもそうだったが、アレルヤももうちょっと見習ってくれw
曰く「レベルC」の彼女。脳量子波を使える人間のレベルとして、そう高くないもののようだ。
レベルC→ソーマ(マリー)、アレルヤ(ハレルヤ)
レベルB→ネーナ
レベルA→イノベイター
ってな感じにランク付けが決まっているようでもある。その最上位にリボンズが位置していて、無意識に脳量子波を感知している刹那や操られているルイスはソーマ達のさらに下、と言う所か。
劇中、特に印象的だったのは、ミレイナが「ピーリスさん!」としっかりマリーとソーマを別人と認識している所。その柔軟さを、アレルヤに分けてあげて下さい。
システムダウン
艦内システムがダウンして、軒並み手動なトレミー。00まで手動で動かしているのが新鮮。
オーライザーのシステム
リヴァイブキレたw
基本、ソレスタルビーイング系の技術はイノベイターも熟知しているはずだが……。それが通用しないと言う事は、ツインドライヴシステムがイノベイターも知らない技術であると言う事。そしてファーストシーズンからセカンドシーズンまでの四年の間に、ソレスタルビーイングが独自進化した、と言う事だろう。
すでにソレスタルビーイングはイノベイターのくびきから逃れ、「人間」の組織となっていると言う事か。
「俺達には優れた戦術予報士がいる!」
ハロの事ですね、分かります。
実際、ハロがいないとソレスタルビーイングは成り立たない、と言う設定があるだけに笑えない。
ソレスタルビーイングはああ見えても秘密組織で人員をさくさく増やす事は出来ない! と言う事で、ハロのようなマシンを増やす事で人間が必要な状況を補っている。
自動操縦からトレミーの修理。さらにオーライザーの奪取まで、ほんま、ハロは働きもんやで……! そう言えば、アレハンドロの野心もHAROを手に入れた事で始まったんだったか。ハロ、歴史を動かしすぎw
オーライザー攻防戦
オーライザーを巡って繰り広げられる刹那とリヴァイブの攻防は、普段のMS戦ともまた違う興奮がある。
ドッキングモードで主導権を奪う! そうされれば、コクピットを破壊してオーライザーを機能停止にする。ブシドーもこういう戦いをちょっとは見習ってあげて!
撃てないライル
アニューの乗った小型艇を撃てないライル。……いや、トランザムを使って接近→捕獲ぐらいでよかったんじゃないだろうか(苦笑)。
ニールもそうだが、この双子、感情の揺らぎに弱い。
レグナント
ルイスの駆る新型MAレグナントがついに本編にもお目見え。
どうもアルヴァトーレ系の機体らしく、ビームの発射光や機体のデザインにその片鱗が見れられる。ビームが曲がる! など、大きく性能は上がっているようだが。
って、あのビームはどうやって曲がってるんだろう……? GN粒子の、不思議パワー?
刹那とライル
せっちゃんがほんま男前やで……!
ファーストシーズンではニールの弟分だった刹那が、ライル相手には兄貴分なポジションになっている所に、せっちゃんの成長がうかがえる。
この前ニールが夢に出てきたのもあって、ライルを庇おうとする気持ちが強くなっていたのかも知れない。
リボンズ
すべてのイノベイターの脳に介入し、その行動を自在に操る事が出来るリボンズ。彼が全ての人類を導いてやろうとする不遜さに満ちているのも分かる、凶悪な能力だ。
しかしダブルオーライザーのGN粒子に能力を打ち消されるなど、結局、彼も一生命体である事を思い知らされる。
結局、リボンズを人類みんなで倒して世界統一! ってな感じのアテ馬として設定されているように見えてしまうリボンズであった。
アニューとライル
イノベイターと人間であっても、愛し合っていた二人。
アニュー機(ガデッサ? ガラッゾ?)とトランザム状態でのあたらかっこいいケルディムとの壮絶なアクションとリボンズの介入の果て、待っていたのは死の別れ。
沙慈とルイスの一つの結末の示唆。ライルの今後など、大きな影響を与えるに想像ががたくない二人の愛の結末だった。
殴るライル
そこで殴っちゃう所が、ディランディの血脈。何だかんだ言って、感情に突き動かされる兄弟。
次回は
新型登場?