2nd season #05「故国燃ゆ」
ストーリー
中東のカタロン基地に移動したトレミー一行は、マリナと沙慈の保護をカタロンに求める。だが、沙慈は争いを生む両者に反発。基地を抜け出すが連邦に見つかり、拘束されてしまうのだった。
第一感想
サーシェス「そうよ……そのまさかよ!」
まさかのサーシェスの登場に腰が震えた……!
そう言えばこの男、アレハンドロとつながってたラグナとつながりを持ってた。そのラインでリボンズはサーシェスを使っているのだろうか。しかし、てっきり王留美とつながってると思ったけど、リボンズとサーシェスがつながっていた方が組み合わせとしては最悪だ。
これまではこの男、法律の外側だったが、これで堂々と内側になって好き勝手暴れられるわけだ。うわぁ、アロウズの「罪の意識も背負わない」やり方を見た後なだけに、真正「罪の意識も背負わない」この男の登場は最高に最悪だ。
……そして、それ以上にセクシーだと感じてしまった自分を許して下さい……! は、鼻血が出るよ、ちくしょう!
以下感想。
アロウズ拡大
リボンズ的に、アロウズは世界統一だけでなく、対CBと言う目的もあったようだ。権限を拡大するアロウズ。その影響力は正規軍をパシリに使うほど。また一般兵も、その威光……と言うより非人道的なやり方を知っているだけに恐れをなしている面もあるようだ。
そのアロウズの裏側で控えるイノベイターだが、どうも一枚岩では無いらしい。やはりイノベイターにも感情はあり、それぞれソリの合う、合わないがあるらしい。
しかしどのメンバーもリボンズだのリジェネだのなんだの、「やり直す」「作り直す」感の強い名前だ。そもそも、そういう意図があるのだろうが……。
中東事情
連邦に加盟していない中東にはGN粒子を散布って、どんな鬼畜的所業だ!
やはり疑似太陽炉の粒子は短期間で量産可能なのか……。
普通の世界情勢なら黙っていない所だが、いわゆる先進国たる三大国がそろって連邦になってしまったためこういう非道も容易に容認されるのだろう。アロウズの軍用オートマトンでの虐殺などと相まって、連邦のやり口がいかに非道か……それを十二分に描写した展開だった。
我らが女前/男前のカティ大佐、セルゲイ、ソーマなどはそろってこのやり方を認めていないが、相手は世界を統一しようとする上層部なだけに、それぞれ反抗も出来ない。ソーマとセルゲイの養子縁組も潰されてしまう形になってしまい……。いずれ、カティ大佐達を中心に反乱もありえそうだが、現状は果てしなく厳しい。
カタロンとCB
カタロンは疑似太陽炉搭載MSに対抗できる戦力が欲しい。しかしCB目下の武力介入目標はアロウズであり、同盟なんてお断り、と言うのが現状。
だがアロウズの戦力は強力であり、近い将来、「数」を頼みにする局面であれば同盟も考えられる。さっそく今回のアロウズの攻撃で、カタロンとCBは協力しそうではある。
特にライルは、そういう事があればパイプ役として役に立ちそうだ。だがあの激昂ぶりは心配になる。クールでちょっと陰険に見えても、どうもロックオン(ニール)同様、熱血派っぽくあるし。兄同様サーシェス相手に退場、なんて事にはならない事を祈る。
ワンマンアーミー・ミスターブシドー
とりあえず、コレに関してはもう何も言う事が無い(笑)。だれがこの男にそんなメンドクサイ免許与えたんだ!……多分、リボンズ辺りなんだろうけど。
ところで、
ミスターブシドー、グラハム・エーカー(仮)は改造人間である!
正義の味方・イノベイターに改造され、武力介入を目論む悪の組織・ソレスタルビーイングと戦うのだ!
……ってナレーションをふと思いついた(ヲイ)。
ちなみに今週の迷台詞は、
「興が乗らん!」
……や、そういう問題じゃねーよwwww
ガンダムギミック
キュリオスから受け継がれたアリオスのクローアタック!……でもなんでそんな極端な突撃仕様に?
また、セラヴィーのダブルバズーカ・バーストモードも登場。まだまだギミックは控えているようなので楽しみ。
沙慈、慟哭
これまでの沙慈のアイデンティティは、人を殺していない事。大切な人を殺されている事。=「被害者である事」だった。
しかし今回の一件で、沙慈はカタロン基地虐殺の理由を作ってしまった。間接的とは言え、加害者になってしまった。今はそれを「嘘だ」と思いたいが、それと向き合わなければならない日が来るだろう。
このままカタロンに残る、放浪する、とは考え辛いので、メカニックとしてトレミー2に乗り込むのが一番妥当なんだろ思う。刹那の生き方を見て、沙慈は自分が加害者であると言う事実に向き合わなければならない。すなわち、罪の償い方に。
次回は
あ、あの手は! まさかコーラサワー……?!