#05「スター・デイト」
ミス・マクロスに出場した事で学校を停学になり、オズマと喧嘩し家出してしまうランカ。その頃イヤリングを探して学校に現れたシェリルに、アルトはマクロスフロンティア巡りを命令される事になってしまう。
第一感想
いや、もう真顔で美しいとしか言う他無い。
アルト、ランカは迷いながら。シェリルはトップアイドルとしてまっすぐにそれぞれ「やらずにはいられない事」に対して一生懸命歩んでいる姿は、それだけで何も言えなくなってしまう。
あとはマクロスフロンティアのコロニーの美しさ。循環型のコロニーとして、すべての有機物が循環するようになっている(ギリアムの遺体もこの循環の一部になったらしい)。そして海や牧場があり、ゼントラーディが巨大な姿のまま生活したりもする。それぞれの種族が生きているその循環の中で、シェリルが歌いランカが続き、アルトは空を飛ぶわけで。そういう人同士のつながりまでも循環しているようだった。
『SEED DESTINY』ではこの循環型の水槽がステラの持ち物になっていて「どこにも行く事が出来ない」ネガティブな面の象徴となっていたが、それとは真逆のポジティブな描き方に溜息もの。
普段のアクションシーンもレベルが高いが、こういう日常シーンのレベルの高さはスタッフのやる気をそのまま見せられているようで感嘆の一言だ。
以下感想。
ミシェルと覚悟
オズマの苦労や思いを知りもしないで甘えた事言ってるランカに、びしりと笑顔で言うミシェル。学生やりながらS.M.Sのエースパイロットなミシェルが言うと、その「覚悟」の裏にどれほど重いものが秘められているのか判ると言うものだ。
オズマやアルト、そしてその才能を見出したシェリルではこうは言えず、ここはやはりミシェルでしか言うキャラクターはいないだろう。
しかし、つきあうタイプはみんな「ゴージャスなお姉さま系」ってどうよ。ランカみたいなお子様を自分色に染め上げてよしよしごねごねしていくのは、古今東西性別を問わない人間の欲求の一つで(死ネ)。