野奇夜『DARKER THAN BLACK -黒の契約者- VOL.2』
DARKER THAN BLACK 第2巻―黒の契約者 (あすかコミックスDX)
- 作者: BONES,岡村天斎,野奇夜
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2008/01/26
- メディア: コミック
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今回も帯に岡村天斎監督の見所が描かれて、その言葉は……これ。
November11だろ!!
前回最後の方でちらっと登場したノーベンバー11が黒の敵として立ち塞がる。それも飄々とした物腰はそのまま、より邪悪に、まさに「敵」として相応しい風格を持って。簡単に説明すると、「煙草を吸ってもむせないノーベンバー11」。
以下感想。
後半では、謎の組織ウィーゲンリートと、そのリーダーであるクラングとの対決がメインに。
結局、契約者をただの実験材料のように見ていた連中から、愛する人を取り戻す、取り戻したい、と強く願う心が事件の動機となっていた。
無くしたものを取り戻したい――と、ついにゲート内にまで侵入しようとするクラングを止めるために、黒の本当の能力が使用される。
アニメをラストまで見ているとニヤリとさせられる事ばかり。
「契約者も変わるかも知れない」事を示唆されながら、黒が銀や黄、そして猫と言う元のチームの所に戻っていくシーンは、このコミカライズが横道だった印象も受けつつ、しかし一つの重要なエピソードだった事を示唆している。
しかし今回のコミラカイズの最大の見所は、空き下ろし漫画一六ページ! 本編では出番がほとんど無かった、李としての黒が登場! 斎藤からあんパンと牛乳を恵んでもらってもぐもぐ喰ってる姿に萌えるwwww
さらには爆笑ものの四コマ漫画も。黒の料理を黄達メンバーと一緒に食べたり、銀の煙草屋にあのキコが現れ、どんどんコスプレ看板娘に変化させていくのもおかしい。
一番の笑いどころは、コートと仮面姿の黒が銀からコスプレ認定を受けた事。銀、黒をそんな風に見ていたのか……!
そういう風にしか、見えないけれども(笑)。