#02「ガンダムマイスター」

 化石燃料が枯渇し、そのエネルギーを軌道エレベーターによる太陽光発電にシフトして十年。このシステムを巡り、世界は三勢力に分かれ大いなるゼロサムゲームを続けていた。
 しかし、この状態に楔を撃ち込んだのがソレスタルビーイングであり、四機の機動兵器ガンダムであった。
 彼らの行動が起こした波紋は、確実に世界中へと広がっていた……。




 セカンドミッションは、「ソレスタルビーイングは大いなるボランティア」と言う言葉を証明するためにあったエピソード。
 どこぞの米国が指摘したように、この手の組織が自分の得にならない事をするはずが無い。よって、宣戦布告時の宣言が崩れた(化けの皮が剥がれた)場合、それを弾劾し、裁くのは自分達だ、と言う事が出来る。
 しかし今回のインドにおける民族紛争の武力介入で、少数・多数に関係なく武力介入した事はソレスタルビーイングが特定の組織・宗教に肩入れする事はない、と世界に証明してみせた事になる。




 しかし組織の理念に対し、それを実行する事で体現する、関係者達は必ずしもそうではない。
 作戦立案のスメラギ、ガンダムマイスターであるアレルヤの二人は確実に自分達が「希代の殺戮者」である事を理解しているし、しかしそれがソレスタルビーイングだと諦めてもいる。
 また、刹那はかつて民族紛争で少年兵として参戦していた経験から、片方に肩入れする気配もあった。
 何かの勢力に肩入れする事無く、双方どちらも等しく殺し、破壊する事こそソレスタルビーイングであり、ガンダムマイスター
 最終的には「ソレスタルビーイングが世界中の全ての人間に憎まれる」事で、人類同士で争う時代から変革し「世界を一つに統一し平和を勝ち取る事」が目的と落ちつきそうですが……。
 設立者のイオリア・シュヘンベルグがすでに二百年前に死んだ故人であり、さらに組織の謎を深めてます。




 第2話と言う事で、それぞれのガンダムについての描写も増えてきて嬉しい限り。
 別行動のエクシアとデュナメスの管制を担当するのがハロで吹いたwwww しかもデュナメスの機体制御まで担当。射撃型なので、狙撃と機体制御に人間を使う必要が無い、と言う点では合理的ですね。
 キュリオス、ヴァーチェの二機がGN粒子を前面に展開する事で大気圏突入も可能。前回、エクシアが空から降ってきたのも、同じ原理なんでしょう。
 今、ふと思ったんですが。
 第1話のアバンで登場した0ガンダムって、実はヴァーチェの中に入ってたりして。いざって時に、装甲をパージして現れたり……。しませんか、そうですか。 
 これら四体の超絶な性能を誇るガンダム達の強さをより際立たせているのが量産機。アンフや、ティエレンの無骨さがたまりません。




 ガンダムが巻き起こした波紋に反応したパイロット、パトリック・コーラサワー……ではなく、エクシアの初ライバル戦闘は、グラハム・エーカー
 本来なら、空中での変形は不可能なユニオンフラッグで空中変形して見せ、エクシア相手に堂々告白っ!
 そんな、ストレートすぎるwwwww とそういうシーンでは無いにも関わらず反応してしまいました。
 エクシアとの戦いの行方は? 早く復活しないと取られちゃうぞ、コーラサワー!